Twitter(ツイッター)が便利なツールであることも知っていますし、
Twitter(ツイッター)が何か情報発信の手助けとなる有用なツールであることも分かっています。
ところで、最初に白状しておきます。
Twitter(ツイッター)でコミュニケーションを取りたいとは
一度も思ったことがありません。
昨晩、いつものようにパソコンに向かい仕事しながら、
テレビの音声を聴いていました。
NHKで「無縁社会の衝撃」なる番組を放送していました。
(その特集には興味あり、以前も同名の番組を聴いていました。
周りに頼れる人が居なくなり孤独死が増加しているという内容。)
その番組の中に、ある女性が実名で登場し、
独り身の心境をTwitter(ツイッター)で毎日綴っていると紹介されていたので、使っていたパソコンで Twitter(ツイッター)に飛び、
ちょっと彼女のツイート(=つぶやき)を覗いてみることにしました。
何か重い感じのツイートでもあるのかなと思って読んでみたところ、
彼女のつぶやきは、番組に出ている自分がブサイクに映っているだの、
正直つまらな過ぎる内容でした。
(敢えてここで彼女の深層心理を深読みをするつもりはありません。)
番組や番組の中に登場する彼女の深刻さと、
ツイッターでつぶやく彼女本人のあっけらかんとしたツイートの
ギャップは、テレビ番組の内容をぶち壊すものでした。
番組プロデューサーは激怒するでしょうね、あのツイートを読んだら。
加えて、彼女のツイートに書き込まれている他の人達(=フォロワー)の
「無縁社会の衝撃」の番組に対するツイートの内容も茶化したものやら、愚弄したものなど、おおよそ真剣と思えるツイートは無いんですね。
そう、どこかのくだらない掲示板の書き込みと一緒です。
違いは Twitter(ツイッター)のユーザーインターフェースの方が
少しばかり小洒落ているということぐらいでしょうか。
人の発言を非難する際、説得力のある説明・発言を伴わない。
だから単なる非難、誹謗中傷になる。
誹謗中傷だけでは飽き足らないのか、
文章は茶化した感じになり、揚げ足取りと化す。
所詮は匿名での140文字のコミュニケーションです。
(ツイッターでは1回のつぶやきは140文字までという制限があります)
真剣に物事を伝えるツールではないんですね。
やれ、今天気がいいので散歩した、とか、
どこそこのスイーツが美味しかったとか、
軽くつぶやきを楽しむツールなんでしょうね。
インターネット社会における
140文字のコミュニケーションの難しさを
改めて思い知らせる今回の一件でした。
ラベル: メディア, 報道